讃岐ぶぎうぎエンジェルの徒然日記

言いたい放題!毒舌中年女のたわごとです。

新幹線殺傷事件で考える、人助けをした人が死んでしまう悲劇

お題「最近気になったニュース」

突如、ナタを振りかざす容疑者の男

9日土曜日の夜、新大阪行きの新幹線の車内で起きた無差別殺傷事件。

亡くなった男性(梅田耕太郎さん)の2列前に小島一朗容疑者の男性が座っていたそうだ。新横浜を出発した後、小島はナタを持って立ち上がり、右隣の女性に襲いかかったという。通路を挟んで左隣に座っていた女性は驚いて逃げ出したそうだが背中などを切られた。

止めに入った男性が容疑者ともみ合いになり死亡

この騒ぎに気づいて止めに入った梅田さんが、小島容疑者と車両中央付近でもみ合いになる。そして小島容疑者は梅田さんに馬乗りになり、ナタで切りつけ続けた。

その間に乗務員が他の乗客を別車両に誘導したため被害は食い止められたと言える。

逃げ出しても責められるいわれはない

目の前で男性がナタを持って女性や子どもに襲いかかったとして、人はどうするだろうか。土曜日22時前の大阪行きなら席はまあ埋まっていただろう。騒ぎに気づき、慌てて逃げ出す人がおそらくほとんどだったと思う。

離れた席から騒ぎに向かってまで制止する必要があるとは思えないが、至近距離で誰かが襲われていたとしたらどうすべきか。自分の身を守るために逃げ出したとして責めるいわれはない。知らない誰かのために危険をおかすくらいなら、我が身可愛さ、あるいは愛する家族のために身を守りたいと思って当然だ。

梅田さんは逃げずに容疑者を止めようとした

しかし、梅田さんはそうしなかった。2列離れていたなら逃げ出すこともできたはずだが、考えるよりも本能が「制止すべき」と判断し容疑者に向かわせたのだろう。

考えてみれば至極真っ当な判断で、正に正義の味方である。しかし、梅田さんは大切な尊い命を失ってしまった。死ねばいいのに、と思う容疑者が生き、正しいことをした梅田さんは命を落としてしまった。憤りを感じるし、やりきれない。

誰かを助けて命を落とすということ

今回のケースとはやや質が異なるが、池や海で溺れている人を助けて亡くなるケース、線路に落ちた人を助けて亡くなるケースもある。

こうした事件や事故に対し、私たちは何を教訓に学べばいいのうだろうか。家族にはどう言えばいいのだろうか。

「死んで花実が咲くものか」とも思うが、困っている人を見殺しにしたり、我先にと逃げ出す人であってはほしくないし、自分自身もそうはありたくない。

ただ、梅田さんの行動には敬意を表すとともに、心からご冥福をお祈りしたい。